日本フィルハーモニー交響楽団 第736回東京定期
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日本フィルハーモニー交響楽団 第736回東京定期

2021年12月10日(金)サントリーホールにて開催、日本フィルハーモニー交響楽団 第736回東京定期の公演記録とレビュー/コメントのアーカイブページです。

公演日(初日) 2021年12月10日(金)  19時00分開演
会場 サントリーホール
出演 指揮:カーチュン・ウォン
トランペット:オッタビアーノ・クリストーフォリ
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
演目 アルチュニアン:トランペット協奏曲 変イ長調
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調

翌日も同プログラム  
参照サイト
演奏会「第736回東京定期演奏会<秋季> 」について、日程や会場、出演者、チケット購入方法、見どころ聴きどころをご紹介しています。
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プロイセン

カーチュンウォンの日フィル首席客演指揮者就任披露演奏会。日フィルの宣伝も気合いが入っており、土曜日は完売の盛況ぶりであった。私は期待して両日足を運んだ。

前半はクリストーフォリのソロでアルチュニアンのトランペット協奏曲。壮麗な曲をクリストーフォリは難なく仕上げた。

後半はマーラー交響曲第5番。本日の主役クリストーフォリはこちらでも大活躍。2日目はさすがに疲弊していたようだが、1stホルンと共にサントリーに豊かな音を鳴り響かせた。ウォンは少々ゆったりしたテンポ設定を採用。そのため長く感じたが、急速楽章において縦の揃った大音響でお客を興奮させた。またアダージェットでは静謐な世界に気を衒わず正面から向き合い、美しい狂気を現出した。
しかしカオスというよりは健康的な世界を前面に押し出し、わかりやすいマーラーを表現することに成功した。

盛大な拍手に応えて両日ともソロカーテンコールあり。

やはりカーチュンウォンにはインキネンの後任として日フィル首席指揮者になってほしい。それにふさわしい人物であることを痛感したコンサートとなった。

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