ホクレン・クラシック・スペシャル 札幌交響楽団「2001東京公演」
photo credit: Hiroyuki Tsuruno

ホクレン・クラシック・スペシャル 札幌交響楽団「2001東京公演」

2001年3月28日(水)サントリーホールにて開催、ホクレン・クラシック・スペシャル 札幌交響楽団「2001東京公演」の公演記録とレビュー/コメントのアーカイブページです。

公演日(初日) 2001年3月28日(水)  19時00分開演
会場 サントリーホール
出演 指揮:尾高忠明
ヴァイオリン:戸田弥生
管弦楽:札幌交響楽団
演目 ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」作品92
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調 作品88  

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すぎだま🐔クラレビの中の人

初札響。1階6列目。

謝肉祭
こんなに近くで聴いたことなんかないから、とにかく、生!っていう印象。コンサートミストレスの真正面なので、やっぱり彼女の音が一番聴こえる。出だしからノリノリでいい音出してる。
全編、これこそドヴォ様、といったダンスばりばりで、初っ端の曲として威勢がよくて良い。指揮の尾高さんもぴょんぴょん跳ねちゃうし、相撲の立会いのように構えちゃって、低音を捲し立てるし。

ヴァイコン
ソリストの戸田さん。黒のドレスで少し影がありそうな、大人の雰囲気。
第一楽章は、こんなんでいいの?とマジ思ってしまったヴァイオリンの響き。がすがすしてて、予習で聴いていたマキシム・ヴェンゲーロフとは大違い。調子が悪いのか、それともこれがヴァイオリンの音なのか、席が悪いのか。
しかしながらそれは、第二楽章に渡されるちょっと前の、長いホルンが過ぎたあたりから消え、とても美しい音に変わってきた。休みなく第二楽章に入ると途端に戸田さんの表情は柔らかくなって、叙情感溢れるぬれぬれの演奏となりました。
音あわせのあとの第三楽章は、民族色がもろに出た素敵なもので力強くて、戸田さんはしゃがんでしまいそう、ってくらいのめりきってきて、こちらにも力が入ってしまいました。

ドヴォ8
二本を受け渡さないと死んじゃう、尋常じゃない長さのフルートの旋律が消え入ると、特徴である舞踊の雰囲気を十分に奏で、そのなかでスラブの田園に広がっていく悲しげな第二主題が印象的でした。若干早いテンポで○です。
第二楽章は、ゆったりと重々しく、でもロマンチックで一番のピカイチ楽章でした。弦の厚さが強調されて、びしびしと哀愁が伝わる演奏と感じました。
第三楽章はちょっと残念。CDで聴くと簡単そうなんだけど、弦のアンサンブルが超難しそう。最初のポイントで崩れて行っちゃって、ばらばら。
同じものが繰り返され再びその部分がやってきたけど、二回目は苦しかったけど少しは合ったかな。
フィナーレ。
出だしのトランペット。なんか嫌。軍隊のラッパみたいで、みんなみんな起きろよ皆起きろー、起きなきゃ大将さんにしかられる~、みたいな。
変奏曲形式がおもしろい。終わると大円団のお馬鹿ぶりで、いやはや弦の方々は腕が太くなっちゃうような忙しいさばきで大変。
少し静かな部分が続いてスラブの風景を思い馳せたと思ったらフィナーレ。尾高さん、巻く巻く。ぴょんぴょん飛び跳ねちゃって大変。お陰でばっちり決まりましたね。

アンコールは予想通り、スラブ舞曲から。おちゃらけではなくて優雅な雰囲気のものでした。何番かな。

アンコールが終わると尾高さん、時計を指差してそのあと、もうおねんねの時間、の身振りでして、紀尾井シンフォニエッタの時と同じ。
出口でなんか配ってるのでもらうと、てんさい糖。さすが、ホクレンの主催だけある。

総評。
やっぱり、CDは嘘なのですね。今日こそ生が一番と感じた日はない。ここからだと弦のすべてが聴こえちゃう。息遣いから何から。これこそ演奏会。でも厄介なのは管。みんな上に飛んでいってしまうので、ちとかわいそう。やはり、2階バルコニーに限る。
演奏は、なるほど札響。と唸るばかり。弦の透明感がとにかく優秀。東京交響楽団に札響のコンマスが移っちゃって少し心配してたけど、このミストレスもなかなか。音に対する姿勢がいいわね。
オールドヴォルジャークってことで土臭さ満点だったけど、尾高さんは弱音に相当気を使っていたと見え。大変よかったです。

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