京都市交響楽団 第656回定期演奏会<無観客LIVE配信>

京都市交響楽団 第656回定期演奏会<無観客LIVE配信>

2021年5月15日(土)京都コンサートホールにて開催、京都市交響楽団 第656回定期演奏会<無観客LIVE配信>の公演記録とレビュー/コメントのアーカイブページです。

公演日(初日) 2021年5月15日(土) 14時30分開演
会場 京都コンサートホール
出演 指揮:鈴木優人
チェロ:上村文乃
管弦楽:京都市交響楽団
演目 ヘンデル:歌劇「忠実な羊飼い」序曲
ラモー(鈴木優人編):歌劇「みやびなインドの国々」組曲
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲 ト長調 RV414
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 作品92
参照サイト https://kyoto-symphony.jp/concert/detail.php?id=1003&y=2021&m=5

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鈴木優人指揮/京都市交響楽団 第656回定期。
前半は優人さんのチェンバロ引き振りでレパートリーとするバロック音楽から3曲。
京響メンバーの緻密なアンサンブルが調和し、ホールに神秘的に広がる。特にラモー:「みやびなインドの国々」組曲は、民族音楽的な楽しげな曲調が多彩に登場し、大太鼓やテナードラム等の打楽器が曲に良いスパイスをもたらした好演と言える。
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲は、ソリストの上村文乃さんの美しく真の通った音色と優人さんのチェンバロとのアンサンブルがとても心地良い響き。
3曲とも短めな曲だが、無観客のホールゆえにすっきりと響きが広がった。

後半はベートーヴェン:交響曲第7番。
最初はスローテンポで進行していくが、決して重苦しくならずに古楽的なニュアンスも含みながら爽快感と品のある演奏。落ち着きある演奏の中にもアグレッシブなスパイス的な表現を付けていき、古楽奏者・作曲家・指揮者の様々な面を持ち合わせる鈴木優人流の7番が仕上がったように感じた。
4楽章のラストに向けてはエキサイティングな演奏は好演!
残念ながら今回は緊急事態宣言に伴って無観客となったが、通常通り有観客だったなら万雷の拍手だったに違いないだろうと思わせる名演であった。鈴木優人マエストロには是非また京響に客演してほしい。
そして、コロナ禍が落ち着いた暁には京都に観光も兼ねて京響を聴きに行きたいと願うばかりである。

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