名古屋フィルハーモニー交響楽団第489回定期演奏会 〈沼尻竜典のショスタコーヴィチ#11〉

名古屋フィルハーモニー交響楽団第489回定期演奏会 〈沼尻竜典のショスタコーヴィチ#11〉

2021年4月23日(金)愛知県芸術劇場コンサートホールにて開催、名古屋フィルハーモニー交響楽団第489回定期演奏会 〈沼尻竜典のショスタコーヴィチ#11〉の公演記録とレビュー/コメントのアーカイブページです。

公演日(初日) 2021年4月23日(金) 18時45分開演
会場 愛知県芸術劇場コンサートホール
出演 指揮:沼尻竜典
ヴァイオリン:神尾真由子
管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団
演目 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番ト短調 作品103「1905年」

2021.4.23 (金) 18:45 / 24 (土) 16:00
参照サイト
愛知県名古屋市を中心に、東海地方を代表するプロ・オーケストラ、名古屋フィルハーモニー交響楽団公式サイト。楽団の紹介や、コンサートスケジュールやチケット案内など。
www.nagoya-phil.or.jp

名古屋フィルハーモニー交響楽団第489回定期演奏会 〈沼尻竜典のショスタコーヴィチ#11〉

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嶋谷宏明 Hiroaki Shimagaya

先月4月23日と24日の両日、名フィル定期開幕となる名古屋フィルハーモニー交響楽団第489回定期演奏会へ。
神尾真由子女史奏でるニ長調10型のモーツァルトは何処までも目映く流麗なタッチ。黒衣装でクールビーティさも一際。アンコールにてエルンストの魔王大奇想曲、彼女にぴったりでモーツァルトとの対比も興味深い。
メインはト短調14型で攻めまくったショスタコーヴィチ第11交響曲。私的学生時代にハマりまくり追究した作品のひとつ。楽章間なしの当作品を交響的描写の如く進める沼尻竜典氏のリアリティーと鐘の演出に感服。
名フィルならではの骨組み強固な底力を魅せながらもクールさを貫く沼尻節に敬慕。広島三次出身のトランペット宮本弦首席のミュート付の音色が光る。アダージョでの叶澤尚子首席率いるヴィオラ・セクション奏でる3種の革命歌は圧巻。第4楽章コーダはステージ後方P席での別動「警鐘」の鐘がなんと2台!余韻は約15秒にも渡り、その後は割れんばかりの拍手が続き、沼尻竜典氏を称えるソロ・カーテンコール(一般参賀)も。
とにもかくにも物凄いショスタコーヴィチ11を体感してしまった。舞台下手扉上段の席取りは功を奏した様に思える。全身でオケ・サウンドのシャワーを浴びるあの快感は醍醐味。
2日目となる24日は面対称となる上手扉上段から名フィル・サウンドを溢れるほど浴びることとなる。総じて初日と比べるとリラックスした進み具合、そして何ともよく鳴る。神尾真由子女史奏でる昨日(初日)に増して伸びやかであり、伴奏に徹するバックの名フィルを盛り立てていく様な相乗効果を表面化した快演。アンコールはやはり魔王。カミオ・プレイズ・エルンスト… と申しても過言ではないだろう。彼女の更なる躍進に期待しつつ、現状コロナ禍が憎い。もっと世界中の都市で研鑽を積んでほしい。
メインのト短調ショスタコーヴィチ第11交響曲。前半のモーツァルトの軽やかさが皮肉にも活きてしまう、20世紀の古典としての沼尻氏ならではの進め具合なのか、このバランスを噛み締める。前日を重んじつつ聴き入る当作品にオペラティックな絵巻の様なものを感じる。必然的に上手側ということもあり、配置されたブラス低音パートと弦群中低音域の生々しさが否応なしに体内浸透。ここまで書くとクライマックスの警鐘シーンが見えてくる。それでも加筆するとなれば、初日の反応にて加わった首都圏のコアな楽友も口を揃えた「駆け付けてよかった」が最終回答。終演後は当たり前の如く沼尻氏を呼び起こすソロ・カーテンコール(一般参賀)があり、スタンディング・オベーション率が凄く温かい雰囲気の会場内となった。
私的フライトが限られているため、余韻浸りつつ中部国際セントレアへ。コロナ禍でなければ、こんなにタイトな移動を選択せず最寄りの栄か名駅にて多くの楽友と祝杯を挙げたことだろう。
またの日に必ず名古屋へ出向きたい。

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