読売日本交響楽団 第640回名曲シリーズ
読売日本交響楽団 第640回名曲シリーズ

読売日本交響楽団 第640回名曲シリーズ

2021年3月9日(火)サントリーホールにて開催、読売日本交響楽団 第640回名曲シリーズの公演記録とレビュー/コメントのアーカイブページです。

公演日(初日) 2021年3月9日(火)  19時00分開演
会場 サントリーホール
出演 指揮:山田和樹
管弦楽:読売日本交響楽団
演目 リスト:交響詩「前奏曲」
R. シュトラウス:交響詩「死と変容」 Op. 24
ニールセン:交響曲第4番 Op. 29 「不滅」  

読売日本交響楽団 第640回名曲シリーズ

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5 1 件の評価
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すぎだま🐔クラレビの中の人

この日サントリーホールでこの演奏を聴いた人は幸せだと思います。

山田和樹の指揮は初めて見ましたが、彼の十分な背丈から繰り出す、しなる指揮ぶりにはこちらも身を乗り出してしまうほどの熱意を感じ取れました。

特に、背中を鍛える時に行うケーブルリアデルトのような、腕をダイナミックな後ろに引く姿をされると、弾く人はきっと息を大きく吸い込んで弓を動かさざるを得ないでしょう。よって、厚みのあるボウイングが生みだされ、音がまとまりをもってホールに響き渡ったのだと思います。

リストもシュトラウスも素晴らしかったですが、何と言ってもニールセンには”圧倒”させられました。

時はあの震災から10年を控えた夜、コロナ禍でもある今、多くの困難を味わいながらも、人は黙々とそれに立ち向かっています。
終曲部の一瞬の静けさの後の凱旋の旋律、《不滅》の主題が訪れた瞬間に私はわかったんです。思わず手を口に当ててしまい息をのみ、目から涙が溢れてきてしまいました。
「人間のほとばしる生命力は”消し難きもの”なのだ」と。

生きる事と死ぬ事の前プロからの、ニールセンの「不滅」。プログラムの意味と曲の意味、それを理解させてくれた、山田和樹の、読響の上質な企画に感謝します。

ステージ上パンパン、鳴り物も勢揃いの演奏で、久しぶりの音量に幸福を感じました。オケは山田マジックにかかったかのようで、ティンパニさん両氏も含め大健闘でした。

ずばり、今年の音楽の友社選、ベストコンサート入りする”名演”でした。

どら猫さとっちにより、5 年間 前に最終更新されました

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