ウェストフィールド管弦楽団第12回定期演奏会

ウェストフィールド管弦楽団第12回定期演奏会

2001年3月4日(日)大田区民ホール・アプリコにて開催、ウェストフィールド管弦楽団第12回定期演奏会の公演記録とレビュー/コメントのアーカイブページです。

公演日(初日) 2001年3月4日(日)
会場 大田区民ホール・アプリコ
出演 指揮:今井治人
チェロ:花崎薫
管弦楽:ウェストフィールド管弦楽団
演目 メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」序曲
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調 作品85
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 作品36  

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すぎだま🐔クラレビの中の人

初大田区民ホールアプリコ。立派なホール。ウッディな雰囲気はかなりよい。座席もゆったり。紀尾井ホールとか松本文化会館に感じが似てるか。1階席にほとんどの人が座っていて、バルコニーには誰もいない。だから喜んで2列目に座りました。あ、1列目は座るとちょっとステージが見えにくかったので。

ぞろぞろと楽員が入ってきてまず驚いたのは、7割ほどが女性。ファーストヴァイオリンなんか男は二人しかいない。なるほど、東京外語大学のOBが母体になっているとこうなるのか。

真夏の夜の夢序曲。
響きはとてもよいですね。1曲目なので調子掴みってとこでしょうか。コントラバスが力強いです。最後の最後の首席フルートの聴かせどころ。残念でしたね。

チェロコン。
ソリストは、新日の首席チェリストさん。舞台準備で思ったのは、チェリストって偉そうだ、ということ。
ヴァイオリニストとかフルーティストはソロで出てくると、ファーストヴァイオリンさんのブロックが少し後ろに下がるだけなのに、チェリストの場合は台が出てきてそれが結構大きいから、後ろに下がる距離もかなり大きいんですね。ま、これにはチェロが支え棒(なんていうの?)を床に突き刺すから、その保護のために台を置くので仕方ないらしいんですけどね。そだ、椅子も、ピアノの椅子みたいに上下できるものだし、なんかカッコイイ。

演奏は、とにかく全編エレジーそのもの。作られた時代背景がそう物語るのか、彼の心情が表れているのかとにかく哀愁たっぷり。ジャクリーヌ・デュプレのCDがこの曲ではいちばん有名らしく、演奏中彼女は巫女状態になってしまうんだった。もう全身で哀愁と情熱を歌い上げるそうな。

いきなり熱っぽいソロで幕が開くと、ソリストの腕の確かさが見事に現れる。よく歌い上げられていて満点だけど、それよりもオケがよくて、この曲、びしっばしっとアインザッツが決まらないと、それも金管がきっかり決めないといけないところが多くて、それが気持ちいいほど決まっちゃって鳥肌物。

続けて入る2楽章はしつこいほどの16分音符のオンパレードで、不安定感極まりない。3楽章はため息もので悲しいったらありゃしない。
で、終楽章。これめちゃかっこいいんです。花崎さんの唸り声も聞こえてきて、
リキ入ってんなああ
です。肝心要のホルンが抜けることもなく、泣かすところは泣かし、決めるところは決める、完璧に近い仕上がりでした。

休憩後のチャイ4。
大迫力のホルン、トランペット、トロンボーン、チューバにひきづられて弦も元気よい。コントラバスは7本になって、ぎゅんぎゅん響き渡る。クラリネットさん、上手いです。フルートさん、もうちょっとがんばりましょう。

2楽章の出だしがオーボエの悲しい旋律のソロなんだけど、ちょっと震えていましたね。終わって一生懸命汗を拭いていたのが印象的でした。

あ、曲とは関係ないんですが、演奏会って聴くだけでなく、見るのも楽しいですよ。だから自分は表情がよく見える、2階のステージにできるだけ近いバルコニーに陣取るのです。

このあたりから少し気になってきたのが、ファーストヴァイオリンのアンサンブルの乱れ。っていうか、高音の弱音になると崩壊しそうになるところ。ちろちろと沈み込んでいくところに不安が残りました。こっちが沈んじゃいそう。

3楽章はピチカート&管楽器の聴かせどころ。右から左へ動いていく音のつながりが面白かった。管がもっとクリアな音のほうが好き。

下に置いた弦を取るためにちょっと間が開いてはじまった終楽章。カラヤンのビデオで見るといつのまにか弦を拾い上げてて続けざまに入るので、それが普通かと思っていたけど。
絶叫絶叫で突き進むだけでは深くまで読み取れない楽章で、とかく突っ走るのが多い。だから細部が無視されてしまうんだけど、よくまとめた感があって無理がありませんでしたね。シンバルがきちっと残響を消しててかっこよかった。彼は序曲のときにティンパニをやっていまして、そのときも○で、これでのティンパニの女性もお上手です。
フィナーレはまったくお見事で、ひとり、ブラボーと叫んでしまいました。ちと恥ずかしかったな。

総論としては、チェロコンの出来がよかった。練習をかなりしたものと思われますね。
もちろん、部分的には小さいミスもあり、すっぽ抜けたり落ちちゃったりしましたけど、アマチュアとしてはよいオケだと思います。もっともっとパート練習をすればいいんじゃないかな、って感じ。名簿を見るとトラ(エキストラ)が多そうでそれもまた大変でしょうけど。特にヴァイオリン。管楽器は正楽員で占めてるみたいで、だから合ってるかな。

アンコールは、めちゃめちゃ美しいアダージョの、エルガー/エニグマ変奏曲第9変奏。マーラー5番のようです。

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