紀尾井シンフォニエッタ東京第27回定期演奏会

紀尾井シンフォニエッタ東京第27回定期演奏会

2000年12月23日(土)紀尾井ホールにて開催、紀尾井シンフォニエッタ東京第27回定期演奏会の公演記録とレビュー/コメントのアーカイブページです。

公演日(初日) 2000年12月23日(土)
会場 紀尾井ホール
出演 指揮:尾高忠明
ピアノ:野島稔
管弦楽:紀尾井シンフォニエッタ東京
演目 モーツァルト:「コシ・ファン・トゥッテ」序曲 K.588
モーツァルト:ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K.450
モーツァルト:アダージョとフーガハ短調 K.546
モーツァルト:交響曲第35番ニ長調 K.385「ハフナー」

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すぎだま🐔クラレビの中の人

初のヨーロッパ演奏旅行から帰ってきてはじめての定期ということで、期待大。座席もステージと客席の境界線あたりの2階バルコニー。ちょっと横過ぎだったかもしれません。

まず、コシ・ファン・トゥッテ。
華やかでいいですねえ。今日の演目の中では一番後期に書かれたものですが、モーツァルトの特徴が存分に盛り込まれたすてきな曲。演奏は完璧。実にあっさりとやり遂げました。

ピアノコンチェルト。
コンサートマスターが音あわせをするのに、A音をピアノの鍵盤を叩きますが、手元が狂ってB音を叩いてしまい。ぴょぽーん、と響いて客席からも演奏者からも笑い声が。なんとも和やかにはじまりました。
野島さんはお年を召した方だったのですね。45年生まれだから55歳でしょうか。
颯爽と始まりましたが、正直、あら?って感じでした。 弾き損じはあるは、なんかやりたいことをやれないうちに終わってしまいました。予習で聴いていた内田さんのように、丸く甘くもなく。場所が悪かったのでしょうか。それともお疲れなのでしょうか。いずれにしてもいまいちでした。

アダージョとフーガ。
古典の香りのする名曲。弦部だけで奏でる、厳かで、ディテールの際立った演奏が大変感動的でした。

ハフナー。
唸ってしまうほどの上手さ。それこそサロンで聴いている様で、軽やかだけど堂々と。オーボエさんがいつもながらにお上手で、ホルンさんもぜんぜん目立たないんですが、しっかり下から支えてくれます。
しかし、上手いんですけど、それだけって感じがしてしまうんですよ。際立った個性が感じられないっていうのか、モーツァルトだからかなのか、あまりにも”普通”すぎて。物足りない。贅沢な悩み。
もうモーツァルトはいいかな、ここは。

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