聖トーマス教会合唱団&ゲヴァントハウス管弦楽団 J.Sバッハ『マタイ受難曲』

聖トーマス教会合唱団&ゲヴァントハウス管弦楽団 J.Sバッハ『マタイ受難曲』

2016年3月11日(金)東京芸術劇場にて開催、聖トーマス教会合唱団&ゲヴァントハウス管弦楽団 J.Sバッハ『マタイ受難曲』の公演記録とレビュー/コメントのアーカイブページです。

公演日(初日) 2016年3月11日(金) 18時30分開演
会場 東京芸術劇場
出演 指揮:ゴットホルト・シュヴァルツ
ソプラノ:シビッラ・ルーベンス
アルト:マリー=クロード・シャピュイ
テノール:ベンジャミン・ブルンス(福音史家)
テノール:マルティン・ペッツォルト
バス:クラウス・ヘーガー(キリスト)
バス:フローリアン・ベッシュ
合唱:聖トーマス教会合唱団
管弦楽:ゲヴァントハウス管弦楽団
演目 J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV244

2016年3月9日(水)18時30分/サントリーホール
2016年3月12日(土)13時00分/ミューザ川崎シンフォニーホール
参照サイト
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/archive/det.html?data_id=17604

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aralechan

対位法・ポリフォニー、フーガの巨匠であるバッハは大変な勤勉家でした。生涯ドイツを離れることなく、ミュールハウゼン・ヴァイマル・ケーテン・ライプツィヒで様々なジャンルの作曲をしました。(管弦楽、室内楽曲、オルガン曲、声楽曲)特に宗教的声楽曲はバッハの作品群の中で重要な位置を占めています。(教会カンタータ、受難曲、オラトリオ、モテット)
ライプツィヒ時代に聖トーマス教会(Thomaskirche)の音楽監督(Kantor)を27年間勤め、【マタイ受難曲】もここで作曲しました。このバッハゆかりの教会にはバッハのお墓があり、お花が供えられています。🌷ステンドグラスにはバッハが描かれています。

 その聖トーマス教会合唱団が2016年3月にゲヴァントハウス管弦楽団と来日。バッハ作品の頂点、精神文化の世界遺産【マタイ受難曲】を披露しました。(3月9日:サントリーホール、3月11日:芸術劇場、3月12日:ミューザ トーマス・カントル=ゴットホルト・シュヴァルツ)私は芸術劇場に行きました。
ソリストはシビッラ・ルーベンス、マリー=クロード・シャピュイ、マルティン・ペッツォルト、クラウス・ヘーガー、フローリアン・ベッシュ。実力派が揃い活躍します。淡々として重々しくなく、耳にも心にもすっと入って来ました。(ベンジャミン・ブルンスは体調不良で来日出来ず、ペッツォルトが福音史家も兼ねました)。特にペッツォルトのレチタティーボは伸び伸びとして心地良かったです。
少年合唱のソプラノ・リピエーノは潤いと清潔感で一杯。とても可愛らしかったです。💖(1212年創立の最も歴史ある少年合唱団❗️)

 マタイ受難曲にはドラマティック、絶唱、緊張感、柔和…色々な表情が盛り込まれています。イエスの死の直後の静かなコラール「いつの日か、我去り逝く時 Wenn Ich einmal soll scheiden」はとても心打たれました。
偽証人がイエスに不利な証言をしても言い返さず、ユダに銀貨10枚で売り渡され、ペテロに否認され、群衆が嘲笑する中で十字架を背負いよろめきながら歩き「エリ、エリ、ラマ、サバクタニ。我が神、我が神、どうして私をお見捨てになったのですか。」と叫んで息を引き取る。キリストによる人類救済は神の子イエスの苦しみを通して成し遂げられた…。

 バッハ作品の堅固な構造・規律性は、日本人が親和性を感ずるようにも思いました。例えキリスト教徒でなくとも、自慢や傲慢を嫌い謙譲を重んずる日本人の道徳感・倫理観は【マタイ受難曲】に惹かれるのではないでしょうか。

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