琉球交響楽団<はじめての東京公演/創立20周年記念>

琉球交響楽団<はじめての東京公演/創立20周年記念>

2021年6月21日(月)サントリーホールにて開催、琉球交響楽団<はじめての東京公演/創立20周年記念>の公演記録とレビュー/コメントのアーカイブページです。

公演日(初日) 2021年6月21日(月)  19時00分開演
会場 サントリーホール
出演 指揮:大友直人
ピアノ:辻井伸行
管弦楽:琉球交響楽団
演目 モーツァルト:「皇帝ティートの慈悲」序曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op. 18
辻井伸行:沖縄の風〔琉球交響楽団創立20周年記念委嘱作品〕
萩森英明:沖縄交響歳時記  
参照サイト
ようこそ琉球交響楽団ホームページへ 琉球交響楽団は地元沖縄で活動している演奏家で構成された、沖縄県内のプロオーケストラです。年2回の定期演奏会の他、小・中・高等…
www.ryukyusymphony.org

https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20210621_M_3.html

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プロイセン

琉球交響楽団の初めての来京。萩野の沖縄交響歳時記の実演が楽しみで、期待を胸にサントリーへと足を運んだ。

8割ほど埋まったサントリー、大きな拍手でオーケストラは迎えられた。最初はモーツァルトの序曲、煌びやかな音色で仕上げられた逸品という趣きだった。
辻井伸行をソリストに迎えてラフマニノフピアノ協奏曲第2番。これを目当てに来た客がほとんどだろう。辻井のソロは安定した語り口でピアノをフルに鳴らしきっていたが、問題はオーケストラである。モーツァルトでは良かったのに、ラフマニノフではセクションごとにバラバラなことをしている印象で、木管のソロは良いがホルンソロが絶望的といった内容で全く感心しなかった。

後半辻井とオーケストラで辻井の新曲、沖縄の風が演奏された。旋律重視の、テレビドラマに出てくるような趣きの曲であった。これは一切予習無しで聴いたが、耳触りのよい作品であると感じた。

最後はお待ちかね沖縄交響歳時記。6楽章からなる沖縄の四季を彩った作品。大友の的確な指示と音量バランスにより、沖縄の民謡を使った主題が鮮やかに浮かび上がった。第1楽章新年の後半、フルートやオーボエの豊かな民謡の語り口が楽しい。
第2楽章春の谷茶前がこんな緩やかに響くのはなかなか愉悦の時。第3楽章夏で解放されたオーケストラの大音響はなかなか見事。琉球交響楽団は音が大きいというのが意外な発見となった。
打楽器の八面六臂の大活躍も目が楽しい。
第5楽章冬でてぃんさぐぬ花の旋律が弦によって前面に押し出された箇所に至ると涙無しには聴けない展開であった。
そして第6楽章カチャーシーはそれまでの集大成。楽しい踊りを音で見せてくれる最高の展開となった。

拍手大喝采のカーテンコールも長く続いた。琉球交響楽団の来京は大成功だったとして何の問題があろうか。
沖縄交響歳時記を今日限りで埋もれさせることなく、楽団の節目には演奏されてほしいと切に願う。

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