九州交響楽団 第394回定期演奏会

九州交響楽団 第394回定期演奏会

2021年5月13日(木)福岡シンフォニーホールにて開催、九州交響楽団 第394回定期演奏会の公演記録とレビュー/コメントのアーカイブページです。

公演日(初日) 2021年5月13日(木)  19時00分開演
会場 福岡シンフォニーホール
出演 指揮:高関健
トロンボーン:髙井郁花
管弦楽:九州交響楽団
演目 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ルーセル:交響曲第3番 ト短調 作品42
ブルジョワ:トロンボーン協奏曲 作品114
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ラヴェル:ラ・ヴァルス  
参照サイト
https://www.acros.or.jp/events/12095.html

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嶋谷宏明 Hiroki Shimagaya

去る5月13日(木)、九州交響楽団第394回定期演奏会へ足を運んだ。実に鮮烈かつ煌びやかな九響サウンドを満喫。今夕の本番に至るまで、高関健先生による丹念正確なホール・リハーサルとゲネプロが施されたであろう結果が如実に明示されていた。
何ともニュートラルに進行するドビュッシーの牧神の午後への前奏曲。弥が上にもフルート大村友樹首席による艶やかなソロが際立った。
つづくルーセルの交響曲第3番は、昨シーズン辺りから好調をキープするパーカッション・セクションが何とも熱い!加えて応戦するブラス低音パートも十二分に咆哮する。ここでも決して重苦しくならないミント風味の様なアンサンブルは、コンサートマスター 西本幸弘氏の確固たるリーダーシップと、功を奏する対向配置の影響力だろうか。何処もかしこも流線形が心地よく快演をもたらした。
後半はブルジョワとラヴェル。当初出演を予定していた元ウィーン・フィル首席ペーター・シュタイナーの代役としてブルジョワのコンチェルトを奏でたのは当団首席トロンボーン奏者の髙井郁花氏。圧巻は熊ん蜂の飛行を彷彿とさせるプレスト!日々の同僚も背後からバックアップする力演、自ずとチームプレーという相乗効果を生み出した。今後も彼女の国際級レベルの活躍から目が離せない。
そして、管打が大活躍するワルツとヴァルスというふたつのラヴェル作品。
8つからなる高雅で感傷的なワルツは終始「円味」が心地よく軽妙洒脱。聴き惚れた聴衆から指揮棒が下りても尚拍手が起きない。高関先生がチラッと客席に目を向け温かい拍手が降り注ぐという貴重な体験を得た。
メインのラ・ヴァルスはストイックな進み具合ながらも、着火してしまった、させてしまった九響はもう誰にも止められない… ブラス・セクションと精鋭なるパーカッション・セクション7名の奏者が大健闘。
シューボックス型のコンサートホールにしては大きめの会場をフル活用した見本的名演奏を繰り広げた。高関先生の再客演登壇を切望、願わくば定期演奏会は二日間繰り広げたい。せっかく練り上げたものがたったの二時間で終わってしまうのは至極勿体ないのである。
なお当定期を援護する客演奏者として、日本フィルよりコントラバス高山智仁氏、東京交響楽団よりクラリネット吉野亜希菜氏、シエナ・ウインド・オーケストラよりコントラ・ファゴット鹿野智子氏、元東京交響楽団でエリザベト音楽大学教授若狭和良氏、全国のフル・オーケストラやウインド・オーケストラへのエキストラ出演のスペシャリスト山口大輔氏などの活躍も目を見張るものがあった。

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