札幌交響楽団 東京公演2017
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札幌交響楽団 東京公演2017

2017年3月14日(火)東京芸術劇場にて開催、札幌交響楽団 東京公演2017の公演記録とレビュー/コメントのアーカイブページです。

公演日(初日) 2017年3月14日(火) 19時00分開演
会場 東京芸術劇場
出演 指揮:ラドミル・エリシュカ
管弦楽:札幌交響楽団
演目 メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」op.26
シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D485
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
参照サイト
2017年3月14日(火)19:00~ / 東京芸術劇場 コンサートホール
www.sso.or.jp

https://www.geigeki.jp/performance/20170314c/

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プロイセン

2度目のエリシュカ。2016年の東京公演が素晴らしかったので、この日は非常に楽しみにして東京芸術劇場へと向かった。

一曲目はへブリディーズ諸島序曲。厳しい音の造形ながら、安心して聴くことができた。
引き続いてシューベルトは私の大好きな5番。速めのテンポで引き締まっており、いつものエリシュカ節によって繰り広げられた少々辛口な1楽章であった。しかし2楽章以降は夢の世界が待っていた。

前半だけでもかなり満足した状態で迎えた後半、空前絶後の熱いブラ1が披露された。4楽章の力強く進行してゆく音楽にひどく心を動かされ、聴いているこちらの身体まで熱々になってしまった。

ブラームスの熱をさますように、アンコールはドヴォルザークのユーモレスク(弦楽合奏版)、微笑ましい選曲に笑いが漏れたが、アンコールも手を抜かずにエリシュカと札響の本領を垣間見ることができた。やさしい、気品に満ちたアンコールであった。

大満足であった。寒い雨の日であったが、あまりに熱いブラームスのおかげでホールを出てもしばらく上着は不要であった。
満ち足りた気持ちで帰途についた。これがエリシュカを聴けた最期の演奏会になることなど、想像だにもせずに…

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