東京交響楽団第478回定期演奏会~孤高の国民的英雄~
photo credit: Hiroyuki Tsuruno

東京交響楽団第478回定期演奏会~孤高の国民的英雄~

2001年2月17日(土)サントリーホールにて開催、東京交響楽団第478回定期演奏会~孤高の国民的英雄~の公演記録とレビュー/コメントのアーカイブページです。

公演日(初日) 2001年2月17日(土) 18時00分開演
会場 サントリーホール
出演 指揮:アントニオ・ピロッリ
ヴァイオリン:エリザベス・バティアシュヴィリ
管弦楽:東京交響楽団
演目 ヴェルディ:「運命の力」序曲
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 作品19
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 作品64

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すぎだま🐔クラレビの中の人

今回の目的は、話題の新鋭指揮者ミッコ・フランク。若干二十歳にしてバンベルク放送響を率いて来日して好評を博し、此度はチャイ4を振るというので楽しみにしてました。
しかし。来日直前になって急病とのことで来れなくなってしまって、残念至極。
東響からのメールでアントニオ・ピロッリ氏に変更されたのを知ったわけだけど、どちら様状態。&期待薄々、と少しテンション低めで出向く羽目となりました。

結構ぎりぎりで会場入り。初めてサントリーの1階席に座った。9列目だからかなり前。いつも大体RBとかの2階だから見える風景が全然違う。

ピロッリ氏はまじめそうな英国紳士って感じ。イタリア出身ですが。

まず、未知の運命の力序曲。
予習していないから良いのか悪いのかよく分からないけど、真面目でした。それに指揮の姿勢がほぼ直立不動に近くて、大きな腕の振りであれで下を向いてやってたらカラヤン。

プロコのヴァイコン。
これ、よかったです。バティアシュヴィリさん、上手いです。
絶対、十八番なんでしょう。あがったり下がったりで大変忙しい、ちょこまかした曲だけど、テクはバッチリです。堀米さんで去年聴いたのよりも相当よかった。
ピロッリ氏もよくオケをまとめていまして、細かい指示をばしばし出していました。

チャイ5。
これ、立派!特に第一楽章がよかった。 緻密な構成力って言うんでしょうか、積み重ねていった音作り。緊張感も十分でして、すばらしい。
第二楽章では涙ぐんじゃいました。ひた走る鉄道の車窓からロシアの大平原を眺めて、大自然の懐の深さと荘厳さに幸福を感じないではいられない個所(わからないか)や、例の、ドコモのCMで使われた個所とか、じーーんです。
三楽章のチェロの厚みに驚いて最終楽章。 いやあ、まじまじ?ってくらいにオケも乗ってきちゃって大迫力。この席でこれほどよく聴こえるのだから、もう少し後ろや横の二階席なんかじゃじんじんでしょう。

いやはや、代役だからって軽蔑しててごめんなさいピロッリ様。
拍手は鳴り止まず、4回もステージに引きずり出され、アンコールまでやってくれて、やっぱり良いな、東響は。

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