東京交響楽団 第55回東京芸術劇場シリーズ

東京交響楽団 第55回東京芸術劇場シリーズ

2000年2月10日(木)東京芸術劇場にて開催、東京交響楽団 第55回東京芸術劇場シリーズの公演記録とレビュー/コメントのアーカイブページです。

公演日(初日) 2000年2月10日(木)
会場 東京芸術劇場
出演 指揮:大友直人
ヴァイオリン:ニコライ・サチェンコ
管弦楽:東京交響楽団
演目 チャイコフスキー:イタリア奇想曲 作品45
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35
チャイコフスキー:交響曲第6番 作品74「悲愴」

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すぎだま🐔クラレビの中の人

イタリア奇想曲。
自分が小学校の時に、姉貴が持ってて家にあった、世界の音楽家、みたいな全集についていたソノシートにこれが入ってて、かなりお気に入りにしていたような記憶がある。あれはどこにいってしまったのだろうか。
一発目としては景気のいい曲なんで、じゃんじゃかやってくれまして○。トランペット、トロンボーンが4本ずつの派手派手構成で、なかなかの出来でした。

でも途中、隣りの一人のおば様が、曲中にハンドバッグからあめ玉を取り出して、かしゃかしゃと包みをとる音が。そういうのは始まる前にやってください。

二曲目。ヴァイオリンコンチェルト。
ソリストは、99年のチャイコフスキー国際コンクール、ヴァイオリン部門で、8年ぶりの優勝者、22歳の新鋭、ニコライ・サチェンコ。出てきたときに、あれ?って思っちゃいました。
プログラムやチラシの写真で見た限り、女性だと思っていまして。でもステージにはタキシード着た男が立ってるし。んー、代役?と不思議がってたんだけど、ニコライっていうんだから男ですよね。

かなりゆっくり目のテンポですすみまして、相当な腕前&音感の持ち主でいらっしゃる。ただしかし、普段、チョン・キョンファのを聴いてしまってると、音飛び(弦が滑ってる、っていうのか?)がありまして、好みではありませんでした。あとで同行者曰く、
「チョン・キョンファと比べちゃ、かわいそう」
とのこと。それもそうですね。

跳ねちゃいたくなるフィナーレの終り方そのままで、おば様軍団の中にいながらも踊ってしまいました。

三曲目。交響曲6番。ほんと、悲愴、なのですね、この曲。どーーんよりぃから始まってどーーんよりぃで終わる。寒風吹きすさぶ今宵にはぴったり。
北風に混じる小雪を、傘をささずに家路についた前日、CDからこの第四楽章が流れていたんだけど、ああ、人生って辛いなぁぁな感傷たっぷりすぎ。
スケルッツォな三楽章は、カラヤンやムラヴィンスキーのとは違って、やや遅目のテンポ。そのお陰でしょうか、三楽章らしくて、フィナーレ!!って雰囲気ではありませんでした。
でもこの曲は、指揮棒が止まるまでが超緊張モードだから、拍手の出だしのタイミングが難しい。パチ。パチ。パチパチ。パチパチパチ~、とだんだん大きくなる感じ。
すごい!
ってな具合でないから辛いやね。

東京芸術劇場大ホールは初体験で、中ホールには、ふるさとキャラバンのミュージカルで来たことはあったけど、ラッパ系の抜けがいいのかな。ぷっぷかぷっぷか聞こえて、へたくそな出来だと辛いかも。今日の座席の影響か?最後列は前面からの音だけが聞こえてくるからか。
全曲ともゆっくりしたテンポで、がさがさ感も少ししたけど、これは好みの問題だからあーだこーだ言わないけど、アップでドンジャカな飯森氏の方が性に合ってるかも。
アンコールはくるみ割り人形。

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